NAGIと××× 
                           
                          こいつ、もしかして、俺のこと、 
                          ストーカーしてんのかな。 
                          SHINJOさんと会った後、必ずって言っていいくらい、パチ屋で打ってる俺を探し出して、肩を叩く。 
                          「よぉ」 
                          NAGI、高校の先輩。こいつが卒業するまでの半年、こいつの専用穴にされてた。 
                          「SHINJOに会ってたろ」 
                          店内がうるさいから、耳元で言われて、耳の穴の中をくすぐられて、ぞくっとした。 
                          「会ってないよ」 
                          気をそらそうと、盤に集中。 
                          「うそつけ、メールしても3時間も返信ないし、電話しても出ない」 
                          毎月このくらいの時期に会ってるのはばれてる。 
                          いつも、この後、どっかの便所に連れ込まれて、犯られるんだよな。 
                          「来いよ」 
                          腕を掴まれて、強引に店の外に引っ張り出された。 
                        ビルとビルの間の隙間。 
                          もう夜9時だから、暗いけど、通りは明るくて、ヒトが行き来するのが見える。 
                          「はなせよ!」 
                          振り放そうとしても、ぎゅっと握ったまま。 
                          Tシャツをぐいっと捲られて、腕だけ残して脱がされた。 
                          「なにすんだよっ!」 
                          後ろ手にされて、Tシャツで縛られて、  
                          Gパンもブリーフも下ろされた。 
                          「ばかっ、こんなとこで、通りから見えちゃうよ!」 
                          「見られたほうが興奮するんだろ? 見せてやれよ、おまえのドスケベなとこ」 
                          そりゃあ、見られるかもって思うと興奮するけど、こんなとこで。 
                          「やだよ、やだっ」 
                          声出すと気づかれちゃう。 
                          半勃ちになってるチンポ。NAGIに耳元ですごまれたときから、感じてた。 
                          「何にもしないうちから、勃ってるじゃないか」 
                          シコシコしごかれた。すぐにガチガチになっちゃった。 
                          「うっ、ぐうぅぅっ」 
                          声が漏れちゃう、ヒトがたくさん、行ったり来たりしてる、こっち、見たらどうしよう。 
                          NAGIが後ろから口の中に二本指を突っ込んでかき回してきた。 
                          口マンコが感じてきて、もうケツ穴がヒクヒクしてくる。 
                          ほしいよ、ほしい、口マンコでもケツマンコでもいいから、どこでもいいから、デカチンポ、突っ込んで、めちゃくちゃ突いて!  
                          カチャカチャ音がして、NAGIがベルト外して、あの、カリのでかい、すごいやつ、尻に押し付けてきた。 
                          「それ……」 
                          「なんだよ、これがどうしたんだよ」 
                          ほしいって言ったら負けだよな。でも。 
                          「それ、ほしい、ケツまんこに、いれて」 
                          ぐいっと穴を広げて、突っ込んできた! 
                          きたぁ! 
                          「あっ、あああっ! おっきいいっ!」 
                          声出ちゃう! 
                          「おい、見られたぞ」 
                          えっ。通りから覗き込まれた? 
                          「ケツ穴、締まった。見られて感じてるんだな」 
                          NAGIがぐいっと俺の身体を仰け反らせるようにして、ガンガン突き上げてきた。 
                          「あっ、あっ」 
                          いい、すっごく、いいとこに当たって、感じる! 
                          「そんなに声出すから、みんな、こっち見てくぞ」 
                          NAGIがなんか、言ってる。なんか……。 
                          「あああっ、いいっ、いいいーっ! いいよう、ケツマンコ、感じるうぅぅ!」 
                          チンポしごかれて、もう我慢汁がたくさん出てる。 
                          「イッてるんだな、こんなにやらしい汁出して」 
                          もう、出す、出すよっ! 
                          「出ちゃうよぅ!」 
                          ビュウゥッ! 
                          「俺も」 
                          NAGIがはあっああって息を吐いた。尻の中にぶわっとオス汁が広がった。 
                        はっと気がつくと、通りからビルの間の暗がりの俺たちを見ていくヒトがいたけど、よく見えないようだし、関わりたくないってやつか、無関心ってやつか、中までは入ってきてなかった。 
                          「もう……こんなとこで」 
                          野外プレイも興奮するんだろとNAGIが尻からずるっとチンポを抜いた。 
                          「キレイにしろ、おまえのクソで汚れた」 
                          NAGIのオス汁と俺のウンチが混じったもので汚れたチンポをしゃぶらされた。 
                          臭いけど、苦いけど……おいしい。 
                          俺、Mというより、変態だな。 
                        Tシャツを解いて、脱がされた。薄暗がりの中でも、少し見える。 
                          「なんで、こんな痕、つくまでやらせるんだよ」 
                          NAGIが怒った声でまだ残ってる鞭の痕や縄の痕に触った。 
                          「べつにどうでもいいじゃん、おまえには関係ないじゃん」 
                          「関係なくない。あいつにはもうやらせるな」 
                          いつもこうなんだ。他のヤツとやっても、どうでもいいみたいなのに。 
                          SHINJOさんとやると、突っかかってくる。 
                          「あのさぁ」 
                          そういうの、やなんだよって何回言ったか。 
                          SHINJOさんとだって、「割り切った」やつだし、他のヒトたちともそうだ。 
                          気持ちよかったら、誰でもいいんだよ、俺は。 
                          急に抱き締められた。キスされた。 
                          「ちょっ……」 
                          「俺のチンポ汁とおまえのクソの味がする……」 
                          舌が入ってきて、まさぐって。また感じてきちゃう。 
                          「おまえの口マンコ、キレイにしてやる」 
                          NAGIが舌で口の中ベロベロ舐めてる。 
                          俺の手にチンポ握らせた。 
                          もう復活してる。って、俺もか。 
                          SHINJOさんに焼きもち焼いてるときのNAGIは、 
                          いつもより乱暴で、いつもよりチンポが堅く大きくなって、 
                          いつもより……優しくなる。 
                          男の俺を駅弁しちゃうくらいこいつの腕力凄くて、抱え上げられて、 
                          突っ込んで、ガンガン突上げてくる。 
                          「NAGI、もっと、もっと突いて!」 
                          首に腕回してしがみ付いて、もっともっとってねだる。 
                          「おまえのチンポ、しごかなくても、いきそうだ」 
                          白濁汁が滲み出てきてる。 
                          「押し出して、俺の臭い汁!」 
                          ぎゅっとケツマンコが締まる感じがする。 
                          その中で腹の裏側がじわって熱くなって、もうわけわからなくなる。 
                          「ああっ、あああっ! いいっ、こんな、NAGIのチンポ、いいっ!」 
                          誰かに見られたっていい、もう、どうでもいい、NAGIのデカチンポでいきたいっ! 
                          「押し出してやる。俺のチンポで」 
                          ぐわあって来たっ! 
                          びゅうぅぅっ! 
                        ふたりでチンポ汁まみれのまま、すぐ近くのサウナに駆け込んだ。 
                          そんなカッコでいけば、どうなるかわかってる。 
                          当然のように、わらわら寄られて、俺は輪姦された。 
                          NAGIは最後に参加してきて、これで『オーラス』とか言うもんだから、 
                          おっさんやお兄さんたちに苦笑いされた。 
                        朝マック、向かい側にNAGIのさっぱりした顔。 
                          NAGIがちらっと俺を見る。 
                          「おまえ、ほんとにチンポ狂いだな」 
                          朝から言うか、そんなこと。 
                          「好きなだけ、やれよ」 
                          おまえに言われなくてもするよ。 
                          SHINJOさんとも、ほかの男とも。 
                          それと、おまえとも。 
                           
                          (END) 
                         
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