SHINJOさんと×××
俺、ちょっとMっ気あるよなぁ。
とはいっても、羞恥系とか露出系とか、そんな系?
だから、あんまりハードな痛い系はマジムリ、勘弁って思ってた。
でも、SHINJOさんだと、そう、何か違うんだよな。
「縛られて、うれしいだろう?」
ギリギリって音がする。麻縄で身動きできないくらいに縛られている。
後ろ手にされて、脚も折りたたまれて、両脚の間に棒を渡して、脚が閉じられないようにされてる。
チンポは、縛る前に勃てろって言われたから、自分でシコっておっ立てた。
チンポもタマもパツンパツンに張ってる。
そのチンポとタマも細い紐で縛られて、食い込みがすごくて、血が止まりそう。
「は…い…」
素直にうなづく。縛られてうれしいかどうか。
ほんとのところ、よくわからない。
ただ、いやじゃないし、SHINJOさんがうれしいなら、俺もうれしいというか。
解していたケツ穴にも極太バイブ。これだけでもうすっごく感じてきてる。
縛り終えると、しばらくの間放置される。
床に転がしてから、SHINJOさんは、みっともなく転がってる俺を視姦する。
ベッドの縁に腰掛けて、先が何本も分かれてるゴムの鞭の柄で手のひらをパシッと叩く。
見られてる。SHINJOさんに。
股の間で発情してるチンポがピクピクしてきた。
「MAFUYUは……見られているだけで、感じているのか……?」
「はい、SHINJOさんに……見られて感じてます……」
SHINJOさんは立ち上がって、鞭を振り上げた。
「なんていやらしい子だ、お仕置きしないといけないな!」
ビシッ!
「つっ!!」
鞭が右の肩口から胸に当たった。
身体中に痛みが走る。当たった瞬間の鋭い痛み。すぐに来るじわっと広がる痛み。
それと同時にやけどしたようなヒリヒリした痛み。
ビシッ!ビシッ!
何度も叩く。そのたびに身体を振り、歯を食いしばり、腹に力を入れて、必死に痛みをこらえる。
こらえる……。
なんで、こらえてるのか。
よくわからないんだ。たぶん、たぶん、こうだ。
SHINJOさんにさんざんいたぶられた後に、よく頑張ったとかいい子だとか言われて、抱きしめられると、やったーっ!! やり抜いたー!って達成感みたいなものがあって、すごくうれしくなる。
SHINJOさんに満足してもらってほめてもらいたい。
それで頑張ってる。
「わっ、ああっ!! ああっ!!」
泣きながら悲鳴を上げながら、我慢してると、SHINJOさんはますます興奮してくる。
「見なさい、これを」
SHINJOさんが涙でぐしゃぐしゃになった俺の顔の上にチンポを突き出してきた。
勃起して、先から透明な汁がでてきてる。
「あ……ああっ…」
しゃぶりたい。そのチンポ、でも、SHINJOさんはしゃぶらせてくれないんだ。
じらされて、よけいに俺は感じてくる。
「なんで、わたしのペニスが、こんなになっているんだ」
「俺が……いやらしいから……そんなに……なってま……す」
「そうだ、君があまりにいやらしいからだ。責任取りなさい」
SHINJOさん、本気出してきた。
「ああっ、わああああっ!」
さっきの倍は強い! ヒフ裂ける!
脛とか当たると、飛び上がるくらい痛い!チンポにも当たる!もうマジ泣き。
「わあぁぁ、わあぁぁぁ、あああっ!」
身体の奥から震えがくる。
この泣きが出ると、ほぼ限界。
これ以上叩かれると「うれしい」じゃなく、「ふざけんな!!」になる。
その辺は、何回かやってて加減がわかってるから、SHINJOさんも叩くのやめる。
真っ赤なろうそくに火を点けた。
「真っ赤に染めてあげよう」
SMプレイ用の低温ろうそくじゃなくて、普通のやつだ。
かなり上から垂らしてるけど、やっぱり、熱いんだよな。
「あっ!」
今度は熱くて痛い!滴りがたくさん落ちてくる。
でも、泣きたくなるのは、この後だ。
胸とか腹とか、首筋や頬とかに滴り落ちてる間はいい。でも。
「あっ、ああっ!!」
来た、真っ赤な熱いやつが!
ギリギリに縛られてるチンポに!
垂らされてる!
「ぐっ! ぐうぅぅぅ!」
ギャーッとかみっともない悲鳴を上げないように、歯食いしばって我慢する。
SHINJOさんがどんなふうにうめいたり、泣いたりすると喜ぶか。わかってる。
「いいぞ、もう少し我慢するんだ」
どんどん垂らしていく。身体は左右に振ってのたうつ。
「うううっ、ううっ!」
「ああ、MAFUYU、いいぞ、もう少しだ」
うれしそうにしてる。俺、うれしい。
SHINJOさんとは、出会い系で知り合った。
「若くて、細身で、SMに興味がある子」募集っていうから、ちょっと興味で会ってみた。
SHINJOさんは、40代後半の小柄なおじさんで、なんとなく、品があって、頭良さそうな感じだった。
仕事とかくわしくは知らないけど、どうやら学校の先生らしい。
縛られるとかまったく初めてだというと、喜んでた。
最初はやさしくするからと言ってたけど、プレイが始まったらとんでもなかった。
こんなに痛くてキツイんだとびっくりして、蹴飛ばしていた。
「じゃあ、お付き合いは無理だね」
SHINJOさんはあっさりしてた。
「わたしはMにサービスするようなSではないんでね」
今どきのSは好かれようとしてMを喜ばせるプレイをするような軟弱なやつが多くて、ほんとのSじゃないらしい。
SHINJOさんは相手に合わせる気は毛頭ないそうだ。
へぇ……こんなハードプレイに合わせてくれる相手、探すの大変じゃん。
しかも、痛い系大好きで、痛くされると喜ぶのはだめで、痛いのに、Sのために我慢するのがいいって。
そんなやつ、なかなかいないんじゃ。
でも、そんな妥協しないってSHINJOさんがなんかおもしろいっていうか……もう少しつきあってみたいなと思った。
それで、こうなった。
今では、俺はSHINJOさん好みの奴隷に「調教」されたらしい。
といっても、相変わらず俺だから、専用奴隷ってわけでもなく、別の男ともガンガンやってるわけだけど。
すっかり真っ赤になったチンポ。
ろうが皮みたいにかぶってて、それをパリッとはがされた。
「MAFUYUのいやらしいペニスの型がとれたよ」
恥ずかしいよ、それ。よけいに興奮してきた。
ギリギリ縛られてるチンポが、ますます堅く大きくなってきて、食い込んでるから、すごく痛くなってきた。
出したくてたまらない。
「出したい……出したいです……チンポ、ちぎれそう……」
腰を突き上げて、頼むと、
SHINJOさんが、チンポとタマを縛ってた紐をほどいて、ぐいっと乱暴に扱き出した。
「頑張ったから、ごほうびだ」
同時にケツ穴に入れたバイブを動かし出した。
「ああっああん!! いっいいっ!! いいっ!!」
もう、身体中で感じ始めた。
どうでもいいから、何されてもいいから、たくさん、たくさん、感じさせてよっ!
ピュッ、ピュッ!
白いのが混じったの、噴出してきた。
もう出ちゃうよ!
SHINJOさんもバイブはずして、突っ込んできた。
いいよぅ、すっごく感じるよぅ!
「いくときは、言いなさい」
もう、だめだっ! いくっ!
「いっ、いきますぅ!! MAFUYU、いきますぅ!!」
SHINJOさんの顔めがけて噴出してた。
SHINJOさんも俺の顔にぶっ掛けてきて、ふたりして、全身白濁汁と赤いろうそくのしぶきでぐちゃぐちゃになった。
湯を張ったバスタブにふたりで浸る。
俺はSHINJOさんにだっこしてもらって、頭を撫でてもらった。
「とてもよかったよ」
満足してもらえたんだ。うれしい。
鞭の痕とか、縛った跡とか、湯に染みてピリピリするけど、気持ちいい程度だ。
頑張ってよかったなぁ。
「これでまた一ヶ月、頑張れそうだ」
ストレス溜まるんだろうな、いろいろと。
俺でガス抜き。
俺は難しいこと、しないし、考えないし、頭もからっぽだし。
ストレスが溜まるってのないな。
溜まるとしたらセーヨクくらいだな。ほんと、俺って、しょーもない。
(END)
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